【ケミカルリサイクル ポリエステル糸-RENU®️-】
RENU®️は未使用繊維や端材、回収したアパレルなどをもう一度新しいポリエステルに生まれ変わらせるシステムです。
・大量廃棄される繊維をなるべく減らしたい
・環境負荷を軽減させたい
・未来のファッション産業や繊維産業を変えること を目的としています。
ケミカルリサイクルポリエステルとは、繊維から繊維へ再生するサーキュラーエコノミーによって作られています。
アパレルは市場から古着回収され、家具は製造工程で出る端材など
今まで捨てていたポリエステルファブリックを回収します。
分別されたポリエステル生地は細かくカットされ分解、再重合を経て分子レベルまでバラバラにされます。
この工程では染料なども取り除かれ、純粋なポリエステル樹脂のみが残ります。
その後、溶融されペットレジンとなり、糸が生成される原材料になります。
そしてその糸を使って新たに生地が生産され製品になります。
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Longchamp・ロンシャン
柔らかく存在感のあるリング糸を作り、ブークレーファブリックを織りました。原着糸を使い無染色で仕上げています。嵩高性が高く、へたりにくいのも特徴です。
- 特徴
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環境に配慮した素材
【再生ポリエステル糸】
再生ポリエステル糸は回収されたペットボトルを原料に作られています。
使い捨てペットボトルの国内供給量は年間596千トン*、販売本数は242億本*にも及び、廃ペットボトルの有効利用が求められています。
その一つとして挙げられるのが、椅子張り生地に欠かせないポリエステルの原料を廃ペットボトルに置き換える方法です。廃ペットボトルのリサイクルは、繊維以外にもフィルム・シート材や成形品などさまざまなものに再利用されており、廃棄物が減るだけでなく、廃棄物処理に必要なエネルギーも削減することができます。リサイクルせずにバージンポリエステルを生産する場合と比較すると、約41%*のCO2排出量を削減します。
再生ポリエステル糸はバージンポリエステル糸と同等の品質で製造されるため、通常の椅子張り生地として長くお使いいただけます。
*PETボトルリサイクル推進協議会調べ(2016年度のデータを用いてPETボトルのリサイクルによる環境負荷低減効果をLCA手法により評価)【原着ポリエステル糸】
椅子張り生地やパネルクロスなどの資材用ファブリックは、必要とされる品質や作業性を保つため、ポリエステルは欠かせない原料です。
しかしポリエステルは意匠性や強度に優れた繊維である一方、製造工程で多くの工業用水やエネルギーを使用します。特に染色工程では大量の水を使い、化学薬品や染料も排出されるため、水使用量の抑制が重要です。その解決策の一つとして挙げられるのが「原着」ポリエステルです。
原着ポリエステルとは、原料のポリエステルペレットを溶かして繊維にする際に、顔料や染料を加えて着色するポリエステルのことを言います。原着ポリエステルは染色工程がないため、一般的な工程と比較して水使用量、エネルギー消費量、CO2排出量を大幅に削減できます。
また原料に色素を直接練り込んでいるため、アウトドアや日当たりの良い室内での使用や消毒など、染色堅牢度に優れたファブリックを求められる場合にも適しています。
- 使用イメージ
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