防炎ファブリック

2023.06.14

オフィス 新製品情報

空間を簡易的に仕切ることができる金属製、樹脂製の外枠に生地を被せるタイプや貼り付けるタイプのパーティションは、消防法に定められた防炎物品の対象となります。2021年末に防炎物品内のカテゴリー「カーテン - 布製つい立」として取り扱う通知が日本防炎協会からJOIFA(日本オフィス家具協会)にされました。防炎物品として販売する際は防炎性能基準を満たした上で、防炎表示をすることが義務となります。上記のパーティションの場合、ファブリックが占める割合が多いため防炎性能基準に対応したファブリックの採用が必須となってきます。

防炎物品とは

防炎物品
①消防法で定められた条件を満たした製品
②防炎物品の対象となる製品は8項目
③高さ31m(7〜10階建て相当)を超える建築物や地下街、学校、病院、旅館等の防火対象物には、防炎物品の使用が義務付けられる
④販売する際の防炎表示は義務

また、防炎物品以外の衣類や寝具などの繊維製品についても、日本防炎協会が独自の防炎性能認定制度で防炎製品として認定しています。
防炎製品
①日本防炎協会が独自に設定した、火災予防上防炎性能を有することが望ましい製品
②現在26種類の製品カテゴリーが設定されている
③販売する際の防炎表示は任意

パーティションは完成品の形態により属するカテゴリーが異なり、防炎物品の「カーテン-布製つい立」と防炎製品の「ローパーティションパネル」が該当します。
椅子張り生地は防炎製品の「布張家具等側地」にあたります。

防炎=燃えにくい≠不燃

防炎は不燃とは異なり、燃えにくいという性能を意味しています。防炎性能が高いと、小さな火源に接しても炎が当たった部分が焦げるだけで容易に着火せず、着火しても自己消火性(自ら延焼拡大を停止する性能)により、容易に燃え広がることはありません。繊維製品は防炎性能を持つ原糸を使用したり、防炎薬剤を後加工することで防炎性能を持たせることができます。

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